2012 November

Paris

 
 
トゥッサン(Toussaint 万聖節)の祝日も最近はレストランなど開けているところも多くて驚く。サンジェルマンの中でも最も古いビストロの一つ、プティ・サンブノワ。作家の Marguerite Durasが通っていた事でも有名。私がパリに来た頃は良くお見かけした。今でも出版界、特に文学界の方はお気に入りのレストランのようで大御所の作家が テラスでくつろいでいらしたり・・・。フランスの典型的なビストロの定番メニュウ、ブッフ・ブルギニヨンがストーブのココットで出てくる。常連客がナナフ キンやカトラリーを入れていた引き出し、ココでは今も健在。Robert Doisneauの写真によるお店の写真も素敵。

 

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トゥッサンの祝日で空いているハズ、とガソリンスタンドへ。こちらも今年は期待がはずれ 普段より混んでいる!私の車ライフはこのカメルーン出身のお兄さんに支えられていて、「マダム、タイヤ圧が下がってます!」と、このイキオイ。並んで待っ ている方に申し訳ないけれど、小さな東洋人の私は人形のように見えるらしく目を細めて「良かったね!」とオジサマ方。本当に優しい人々に支えられて生活している事に感謝する・・・。

 

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私のブティックの改装後初めてのイヴェントとして、私のチャリティーに参加して下さるアーティストの作品を数日だけ展示することに。パリで一番古い友人、Beaux Art(こちらの芸大)の建築哲学の教授のD氏のスケッチ展。展示の位置やシステムのスタディを週末に。美しい・・・

 

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ノエルのイルミネーションも始まって、マダ11月なのに「いよいよ師走?」と気が焦る最近のパリ。マルシェにはこの週末から牡蠣のスタンドが・・・。牡蠣を開けるのはなかなか難しいので、「無料で開けます」というサービスも嬉しいけれど、仕事の山を前に、牡蠣とシャンパンにはマダマダ遠い。

 

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ギャラリストの友人の新居は我が家のスグ近く。田舎のお家から持ってきた古い家具や、アンティークの燭台とモダンな家具が良い感じにメランジュされた素敵なサロン。結婚式の写真を見せて頂きながら、懐かしい話に花がさく。幸せそうな友人にこちらまで温かい気持ちになる。心からおめでとう・・・。

 

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11月の第三木曜日がボジョレー・ヌーボーの解禁日。冬のはじまりを告げる街のイベントと言う感 じ。サンジェルマンはJAZZのメッカという事で、今年はJAZZを聴きながらボジョレー・ヌーボーを頂く。夜が更けて、静かなナンバーになると踊りだす カップルも居てまるで映画のよう。

 

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毎年5月と11月にシカゴから来る建築家の友人、今年はサンクス・ギヴィングが終わってからと少し遅いヴァケーション。仕事の話、シカゴの最新の建築事情などお喋りは尽きない・・・。

 

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私のチャリティーのプロジェクトにさまざまに協力して下さっているパリ国立聾学院の学院長様にお会 いする。「モノを作る」事が大好きな子供だった私が、どのようにしてデザイナーになったのか、私のブックを見ながら順を追ってご説明する。「なるほどそう いう事だったのですね・・・」と、そのプロセスがとても興味深いと、さまざまな質問を受ける。建築家の父と染色家の母という環境で、デザイナーになること は当然だと思って「作ってばかり」いた子供時代。その数々の工作もいつか本にしたい。

 

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先週から始まったポンピドーセンターの「DALI展」。開館時間を繰り上げて、朝一番に行ってもこの混雑!長蛇の列が幾重にも。展覧会自体ではなく、この様子をルポルタージュにテレビ局のカメラまで登場。お昼過ぎに並んでも見られるのは夕方とか。朝一番とは思えない会場内の混雑もまたDALIな感じ・・・。
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